asp.netとの対比

Nuxtに面したときの私の最初の混乱は、私の経験がasp.netに基づくからでしょう。
Nuxtがサーバーサイドで動くコードを生成するなら、それはasp.netに並ぶフレームワークと思えたからです。
決定的な違いは、Nuxtはフロントエンドフレームワークで、領域はフロントエンドに限られます。
古いasp.netterにとって、フロントエンド、すなわちブラウザであり、サーバーではありません。
フロントエンドとサーバーサイドはそれが生きる場所が明確に区切られていたのです。

NuxtのSSRはサーバーサイドで動作するフロントエンドです。
そのとき、たしかにその機能はasp.netの一部機能と重なるでしょう。
新しく要件を聞いてWebアプリ開発を開始するとき、SPAを導入するかどうかを迷うときがありました。
SPAを導入するまでもなく簡単なUIで済みそうだ。MVCで簡単に済ませちゃおう！みたいな。
そのWebはフロントエンドとバックエンドのごちゃまぜWebだったわけです。
Nuxt以降、そこを迷うことがなくなるのだろうと思います。
フロントエンドはNuxtで決まり。asp.netが担当するのは以外の部分、すなわちAPIです。
そのAPIもサーバーレスで行うとなると...asp.netはいずれにしても先細りかもしれません。

asp.netの世界感

nuxtの世界感

結論、Nuxtはasp.netと等値／置換可能なフレームワークではありません。
しかし、アーキテクチャの変更を決定的にするもので間違いなさそうです。
Webサイト構築のためにVMを一台用意するという時代は終わりつつあるのかもしれません。